2020年6月 1日 (月)

オンデマンド機 用紙が変わったらスペック通りの性能だった

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以前「2019年を振り返って」(2020年2月2日)で

特にB5判の頁物出力(プリントは見開きでB4W)で比べるとV180より1.5倍ぐらい生産性があり、同時にオンデマンド出力でこなすロットも拡大しました。これは予想外で、機械のスペック表だけではわからない点です。

と書いたのですが、4月から冊子が新デザイン、フォーマット変更になり、あわせて印刷用紙が変わり、その結果、PRO7200sとV180Pの生産性はメーカーのスペック通りの差しか出ない事がわかりました。ゼロックスV180の性能が悪いわけではないので、訂正します。

 ただ、以前使用していたV180Pにクリームキンマリ(B判60kg)との相性が悪かったことは事実です。もう10年くらい同じ仕様で仕事をしてきましたが、ゼロックス700DCPやV80Pでは見られなかったので、たぶん個体差が原因だと思います。実際プリントすると、この仕事ではV180PとPRO7200sでは1.5倍ぐらい生産性が違ったのも確かです。生産性が大きく違う原因は、V180Pの紙送りがこのクリキンだと悪く、紙詰まりやそのエラーからの復帰などで時間をとられて、結果として出力枚数に大きな差が生まれていました。

 今回、用紙をこのクリキンと同程度の斤量の別の本文用紙に変更したところ、V180Pでクリキンのような現象が発生せず、スペック通りに印刷されました。V180Pは80枚機、PRO7200sは85枚機(A4連続出力)なので、1割ましぐらい7200が速くなります。

 おかげで、ストレスなく2台出力でき、6時間もあればB5判100ページ、600部の仕事が片付きます。デジタル印刷のよいところは、印刷したらすぐに製本工程に回せる事です。機械がスペック通りに動くのは、当たり前の事ですが、いままでずいぶんストレスになっていた事を実感させられました。

 

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2020年4月27日 (月)

CIDフォント含む図版AIデータは注意

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娘からもらったドーナッツ 差し入れ

InDesign 2019で15年くらい前のパンフレットのデータ更新をしたのですが、データを開くたびに一部レイアウトが崩れる事態に遭遇しました。たしか2015バージョンでやったときは、こんなことはなかったような気がしますが、記憶が定かでありませんので。

現象としては、AI図版を貼り込んだページのレイアウトが崩れます。ブロックごとにあちこちに勝手に移動しています。それと、PDF書き出しがエラーで書き出せません。

急ぎだったので、必要な該当ページのみ修正して、そのページのみPDF書き出しで乗り切りました。

で、原因としてはAIデータがCIDフォントで作成されていたのでした。制作が2003~2010年ぐらいのデータです。これを40点ばかりOTFフォントに置換して、リンクを更新したところ無事に不具合はなくなりました。Adobeから今後CIDフォントをサポートしないというアナウンスは以前ありましたが、まさかInDesignで出てくるとは思いませんでした。あのときのAdobeのアナウンスはPSの新バージョンからだったと記憶しています。

たまっている、古いデータを流用したりする場合も要注意ですね。

 

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2020年4月 8日 (水)

今日から我が社も約半数テレワーク

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それにしても新型コロナウイルスにはまいりますね。

2月からお客様のイベント中止がはじまり、関連する印刷物発注がストップ。3月末の年度末仕事もあって、ここまでどうにか切り抜けてきましたが、今回の「緊急事態宣言」により、4月、5月の仕事は月刊誌のデータ作成をひたすらがんばっている感じです。電話もメールも最小限にしかありませんし、電話が来ても業務が行われているのかどうかの確認が多いですね。そして、先が見えない状況はますます強まり、6月、7月の印刷物の予定もままならないことも充分予想されます。緊急融資をうけなければ、会社の存続にもかかわってきそうです。

これまで時差出勤と時短で業務を継続してきましたが、「宣言」以降からは約半数がテレワークに入ります。iMacの搬出や、スマフォの手配、赤字校正プリントをどうすかなどなど、いろいろと準備をしなければなりません。ZOOMでテレビ会議を練習したり、なれないことをあれこれと挑戦しています。

きけば、お客様の方では全国と連絡を取る必要があるため、3.11や台風災害から、かねてよりテレビ会議をやっていたそうです。この様な事態になってはじめてやっているなんてのは、時流に遅れているわけですね。

さて、そうはいっても、いつもと変わらず仕事を続けていく事が大切です。新コロナウイルスに感染しないようにして、粘り強く続けるしかありません。月刊誌の仕事なので、スケジュールは変わりません。

気がつけば、1月から「PDF出力の手引き」があたらしくなっていました。

あわせて、

 Illustrator 互換性ガイドブック2020

 Photoshop 互換性ガイドブック2020

 InDesign 互換性ガイドブック2020

 Adobe Fonts 日本語フォント一覧

のPDFデータがありますので、目を通しておくとよいでしょう。

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2020年2月 2日 (日)

2019年を振り返って

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元旦は残念ながら初日の出が見られず、お昼ごろになって晴れてきました

やはり富士山頂も積雪が少ないようです。普段なら山頂は真っ白なのですが。

2019年を振り返ると、台風による大雨で甚大な被害が各地に起きました。気候変動に対する不安がますます危機的な様相を呈してきた1年だったと思います。確かに2月になった今でも家の庭の睡蓮鉢に氷が1回もはっていません。

スウェーデンのグレタさんが、気候変動に対して2018年から「気候変動のための学校ストライキ」をはじめ、様々なメディアに取り上げられ世界の若者で連帯する活動が広がっています。SDGsを真剣に捉え、あらゆる段階で実行することが必要な重大な局面になっているのだと考えます。企業活動や国民生活すべての分野で考え、対策をとらなければならないといえます。これからの10年はそうした時代と認識しなければいけないのでしょう。未来は子どもたちのためにあるからです。

さて出版印刷業界はあいかわらず下げ止まりが見えない状況です。どこまで下がるのか、わからない…。本屋が町から消え、紙屋さんも統廃合がすすみ、製本屋がなくなってきています。12月の印刷・情報用紙国内出荷は前年同月比12.7%減と大きく落ち込み、確かに年末の忙しさが今年はなかった気がします。出版、印刷、流通、販売の日本における再構築が問われているのは間違いありません。

デジタル化の面では、ネットを通じたマーケティングや営業、サービスが様々な形で融合し、SNSやスマフォアプリを通じて行われるようになり、GAFA(Google、Amazon、FaceBook、Apple)と呼ばれる巨大プラットフォームへの規制、コントロールも取り上げられるようになったことも記憶に新しい出来事です。

社内では12月に予定していた設備の更新を6か月前倒しで行い、新機種としてRICHO Pro 7200Sを導入しました。これまでのXEROXとはまた違った画像品質ですが、シャープであっさりしています。特にB5判の頁物出力(プリントは見開きでB4W)で比べるとV180より1.5倍ぐらい生産性があり、同時にオンデマンド出力でこなすロットも拡大しました。これは予想外で、機械のスペック表だけではわからない点です。また、クリアトナーとホワイトトナーが出力できるようになり、いろいろとテストしながら営業をしているところです。

オフセット印刷では定期刊行物関係ではやっと例年並みぐらいに届くかといった感じで、全体としては部数が減少する傾向で動いています。発送をまでを請け負っているので、物流コストの値上げがじわじわと押し寄せてきています。

データ制作ではよりいっそうお客様からは「おまかせ」依頼が当たり前になり、デザインやレイアウト、組版、スピードなどの総合的な力量が必要となってきています。出版社の編集の仕方もデジタルを意識してよりいっそう優良なコンテンツの有効活用を行うよう、どんどんかわっていかないといけないのかもしれません。

お客様の方でも世代交代や人事異動がすすみ、さまざまな動きがある時代です。「今年はこの案件はこうだったから、来年も」なんていうルーチン仕事はなくなりつつあります。重版があっても部数が少なくなり、しまいには重版さえもなくなるので、新版の仕事を獲得できなければやはり売り上げ減はさけられません。コンテンツを生み出していく力、技術とスピード、そしてコスト、持続可能性と常にその時のニーズに沿ったソリューションを提供していくために、努力と教育がとても大切な時代となっています。

 

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2019年12月 5日 (木)

「不況の出版業界 ネットメディアなぜ参入?」朝日新聞 12/4

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12月4日付朝日新聞 ニュースQ3で「不況の出版業界 ネットメディアなぜ参入?」と題する記事が掲載されました。

書籍も雑誌も下げ止まりの底が見えない状況の中で、書籍事業に乗り出すネットメディアについての記事です。

 反応分析し書籍化
 「信頼度向上」狙う
 良質なら勝算アリ

と、その理由を記事にしています。

出版はこれまであるいみ博打的な要素があったのですが、ネットをうまく利用したり、デジタル印刷を利用したりすればもっといろいろな可能性があると思います。

先日、NHKニュースでアナログレコードの出荷がこの10年で10倍になって、120万枚を記録していると報じていました。外ではストリーミングやダウンロードの音楽を楽しみ、家ではレコードで好きな音楽レコードを購入してじっくり楽しむ若者をとりあげていました。レコードにはジャケットの存在感や解説文の充実などの楽しみがあるからだそうです。

紙媒体の書籍や雑誌でもこのような楽しみがきっと再評価されてくることと思います。

それでもネットを抜きには今の市場が成り立たないので、うまく双方の利点を生かしながらやっていく必要があるのでしょう。

 

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2019年10月18日 (金)

岩波「世界」8月号で「出版の未来構想」特集

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いや~、それにしても会社のある駒込でも本屋さんが1つだけしかありません。
5~6年前には駅周辺にあるけば6店舗ほどあったのですが、すべてなくなっています。町から文化の香りがなくなっていくようで、淋しい限りです。

ちょっと古くなりますが、岩波の「世界」8月号で「出版の未来構想」を特集しております。約60ページほどですが、興味深くさっと読めました。
内容的にはこれまでの出版業界のあゆみをふりかえりながら、今と、未来をみています。特集トビラにはつぎのようにあります。

ここでは二つのことを、読者とともに考えたい。

第一に、このような破滅的な市場縮小は、世界各国で同時進行していることなのか。もしそうでないとすれば、なぜ日本でこうなのか。
第二に、この傾向を反転させる道筋はありうるのか。
私たちが本を読むことの意味、その楽しみを捉えかえしながら、模索する。

  • 出版のどこからぎろんすればいいか
  • 本をとおして人はつながる
  • 本のあるところに、コミュニティ 沖縄県産本と読者・作り手・売り手の現在
  • ドイツ出版界の対応と適応
  • すべての本を、すべてのチャンネルで、すべてのアカウントに 挑戦し続けるアメリカの出版社
  • 崩壊と再生の出版産業

以上、6本の記事です。

印刷出版に関係する人ならぜひお読みください。Amazonのことなどもかなり言及しています。

それにしても、いままでは出版社は本を取次に流せば全国に本がゆきわたっていたのですから、それはすごいことです。でも、今、その時代は終わってしまい、次の新しい時代への変革が必要とされているのが、まじまじと伝わってきます。ここで何を大切していくかでしょうね。特に若い世代に向けてのアクションを考える必要があると思いました。

あー、それからこの「世界」を入手するのにやたら時間も費用もかかりました。この手の記事はやはり読みたい時に読めた方がありがたい。わがままになっているかも、自分もだいぶ。

 

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2019年2月19日 (火)

あの日のオルガン

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「君たちは忘れない」が原題。

映画化されるのに伴って、タイトルが「あの日のオルガン」と改められた。映画は2月22日より公開される。

当時の舞台となった埼玉県の蓮田市では疎開保育の話の保存活動も取り組まれている。子どもらがお世話になった保育園の創始者らもかかわっていた実話とあって大事にしたいものだ。NHKの「おはよう日本」でも紹介された。残念ながら「おはよう日本」のサイトの記事は削除されてしまったようである。戦争の記憶はとても大事であり、残しておかなくてはならない大事な「記憶」だ。戦争、それは二度と繰り返してはならないものだからだ。

戦時の東京の保育園に通う53人の子どもたちが、蓮田市の『妙楽寺』に疎開した。本堂の⼤広間で、園児と保育⼠、70⼈余りが寝⾷を共にした。

「畳⼀枚に、ぎゅうぎゅう詰めで寝ていたと思う。すきま⾵だらけの本堂だったから、⼤変な寒さだったと思う」

⽗親は戦死。⺟親と妹は東京⼤空襲で亡くなりました。疎開保育園に預けられた私だけが⽣き残ったのです。「命が助かったということは、蓮⽥に疎開させてもらって、みなさんに協⼒してもらって、とてもありがたかった」

いま、創始者がはじめた保育園は、

  • みんなで創って みんなで育てる
  • 同じ床の上に立つ
  • 伝え合い保育

を大事にしている。

地域の保護者と保育者の願いが結びつき保育園は誕生した。その生い立ちを忘れず、地域の子どもたちに必要なことは、知恵を出し合い資金を捻出して実現してきた。障がい児保育、延長保育、0歳児保育、一時保育、子育て支援など。園運営とともに保育の基本として、いつもここに立ち返りながら、時々の課題に挑んでいる。

子どもは小さくても、感情を持ち、意思を持っています。大人の考えを一方的に押し付けたり、また大人が子どもに合わせるばかりでなく、共に保育園生活を作ってゆくもの同士、「同じ床の上に立って」要求や感情を共有し、考え合っていく。子どもの話を聞くとき、膝をついて子どもと同じ目線になって話す。これは保育の形式や方法ではなく、人と人との関係の在り方をめざす言葉なのだ。

続けることが大切だ。それにはその歴史から学ばねばならない。

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2019年1月24日 (木)

相次ぐ値上げ

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いや~Adobe CCも値上げなんですね。

うちはグループ版契約なんですが、個人版もグループ版も同様に2019 年 2 月 12 日より値上げが告知されています。月額1000円upとすると年額で12,000円、×人数分となると年間で結構な額になりますね。DTPアプリケーションはほぼAdobe独占状態ですから、どうしようもありません。一時は個人版は値上げしなという噂もあったのですが、そうなるとグループ版から個人版への切り替えもすすむ可能性もあるので、なくなったのでしょう。

昨年末から印刷・情報用紙の値上げ、印刷インクの値上げが目白押しに告知されています。まず、印刷・情報用紙の値上げですが、

11月1日の王子製紙による値上げ表明を皮切りに、9日までに大王製紙(2日)、日本製紙(5日)、中越パルプ工業(7日)、北越コーポレーション(8日)、三菱製紙(9日)の順で相次いで値上げが発表された。
値上げ幅は、いずれも印刷用紙が20%以上、情報用紙が10%以上と横並び。実施時期についても全社とも「2019年1月1日出荷分から」となっている。

と各メーカーがそろって値上げです。これまでは年中行事のように告知があっても市場の需要と供給の関係から、しばらく立つと値段はあまり変わらない水準に落ち着いていたわけですが、今回はどうもなにが、なんでも値上げを断行するということらしいです。これまで上げてこれなかった分を、ここで値上げするということでしょうか?それにしても、印刷用紙20%値上げはないですよね。

それから印刷インク、

東洋インキは13日、紙袋やチラシの印刷に使うオフセットインキを約5年ぶりに値上げすると発表した。2019年1月16日出荷分からが対象で上げ幅は1キロ30~50円(5%)。主原料の顔料や添加剤の価格が高騰しており、転嫁を目指す。

原油関係のビニール素材なども値上げになっています。

消費税10%への動きがはっきりしているので、今のうちに値上げをしてしまおうということでしょう。

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2019年1月17日 (木)

2018年を振り返って

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銚子岬での2018年元旦 日の出

2019年 新年おめでとうございます。

2018年は「忙しかった」といえるかもしれません。めまぐるしかった一年です。

年明けにリプレースでゼロックスのオンデマンド機V180pを導入し、V80とV180の2台体制でサービスを開始したこと。やはり2台あると、ページ物が多いので生産性が上がって、残業もへり大助かりです。「働き方改革」ですからね。

それに少部数なのですが、書籍や報告書、周年誌などスポットで案件が進捗したことやデザインコンペで採用された印刷案件が2年連続で受注できたので、売上が伸びました。小さな会社なのでひとつ大きな仕事が入ると、グッと変わってしまうので、あまり比較してもしょうがないのですが、仕事が伸びていることはやはり嬉しいことです。仕事がなくてイライラしているのは、本当に身体に良くないです。

データ制作の方は手堅いのですが、やはり編集がかなり流動的になってきて、月々の仕事の出稿の仕方が変動し、納期対応に苦慮することが多くなりました。編集がいろいろな挑戦をはじめていることと表裏一体なので悪いことではありません。新しい挑戦は歓迎すべきことです。

出版業界全体でも書籍で6%減、雑誌では10%減ぐらいで推移していますので、2019年はかなり影響が出てくるのではないかと考えられます。ネット通販が日常的になって流通業界が慢性的に忙しくなっていて、人手不足は大きな問題となっています。町から書店がなくなり本や雑誌の流通もネット経由が徐々に増えているのですからね。出版社の方に聞いたところ、欧米のAmazonでは、雑誌は年間購読が基本で単品売りはしないそうです。出版、取次、書店という日本が創り上げてきた「システム」がもう危機的な状況になりつつあるともいえます。

編集や組版という仕事はアウトプットが紙かデジタルかの違いはあれど、すぐにはなくなりそうもありません。でもアウトプットはデジタル端末が多様化し、ユーザーの読書も多様化しているのでまだまだ気が許せません。

Amazonといえば、Kindle(Fire)むけで年末ぐらいから「プリント・レプリカ」版が多くなりました。プリント・レプリカは実態はPDFそのものです。専門書にはちょうどいいし、なによりも手がかからないのが一番大きなメリットでしょう。検索もできるし、拡大縮小も自在です。今まではPDFから画像書き出しして、EPUB3で固定レアウトでまとめ、アップするのに比べればはるかにスピーディーです。

年末の年賀状は今年も受注増になりました。会社や団体の場合、宛名印刷もセットで発注してくれる比率が増えてきています。またご担当者の方が忙しくなっているのか、発送までのご依頼も増えてきています。

年を重ねてもこうして仕事を続けられていることに感謝です。会社としての環境整備があっても労働感や働きがいなどの価値観は様々。しかしいずれにしても、自ら仕事をつくっていく姿勢がないと、小さな会社は続きません。「これだけ」やっていればOKなんていう時代はとうに過ぎ去り、大きな大海で自由に仕事を創っていく姿勢が大切だと私は思います。そうした気持ちをくんでくれるお客様がいたからこそ、続けてこれたのだと思います。ただ、年々体力がなくなっていくのがね…。若い方々にバトンをうまくわたせるようにがんばりたい。

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2017年1月 1日 (日)

2016年を振り返って 2022年を考える

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2016年は印刷仕事の流れがより一層変わってきた様な気がしまた。
製品のチラシ、カタログや資料などはPDFデータ等があればよく、印刷(プリント)は必要最小限でいいからです。ノートPCやタブレットにデータがあれば十分で、むしろデジタルデータの方が整理もしやすく、管理もしやすいからです。プリントをもらってもかえってこれが難しい。デジタル化の進展は生産と流通の革命なので、この傾向は強まることはあっても、けして弱まることはないでしょう。
印刷通販的サービスがどこも当たり前に利用され、一方でボーンデジタルな時代に多機能なカラー複合機の普及でお客様の方でプリントや配布が簡単にできるようになったので、まさに「印刷する」という一般的な需要自身が大きく減退しているからです。PDFデータの普及で誰でも簡単に印刷・プリントできる環境ができあがったといえるでしょう。

サプライチェーンの流れにある仕事はある程度堅調ですが、(とはいってもこの先も同じなんて誰もいえない時代です)スポット的な仕事はもう町場ではほとんど動いていない気がします。昨年よりもこうした傾向が強まっているのでしょう。そのような仕事はよっぽど川上にいないとないのかもしれません。ただ、製本などの紙加工などがともなうものは印刷会社の出番に変わり有りません。

オンデマンド仕事は多少持ち直してきた感じです。年末は年賀状印刷にも取り組み、需要の掘り起こしに挑戦しました。また、小ロットでも「低コストでカラー化したい」需要はまだまだあるのではないかと思います。紙質やカラー化など小ロットだからこだわれるものは多いと思います。

DTP制作面では、滞っていたOSのアップグレードを行い、各自の端末の起動をSSDに移行しました。Thunderboltの外付SSDからの起動ですが、すこぶる快適です。それと端末が故障したときにSSDだけ他の端末につければすぐに環境が移行できるので、意外と便利だなと思いました。ParallelsでのWindowsはWindows7から10へ移行しました。お客様も一斉に移行したのでタイミングとしてはよかったです。
制作案件はあいかわらずタイトな納期と、低コスト化が必須です。デザイン面でのクオリティアップも大きな課題です。相変わらずAdobe CCのリリーステンポですが、チャレンジはまだまだ不足です。

さてさて、みんなの悩みどころはコンテンツのデジタル化がどうなるのかです。紙媒体向けの制作がいつかは頭打ちになるのは明らかですから、出版社もふくめてデジタルパブリッシュがどうなるのか?でしょう。
参考になるサイトがありました。

日本のパブリッシャーが、いますぐ取り組むべき5つの課題:「DPS 2016 KYOTO」を終えて
http://digiday.jp/publishers/dps2016_5-things-weve-learned/
デジタル化のタイムリミットを「2022年」と設定しているのは毎日新聞の…。
「優良なコンテンツは、どこまで行っても有料である。」日経新聞

新聞は団塊の世代によるところが多いので、これは確かにいえるかも。書籍や雑誌をメインにしている私らも当然、カウントダウンが始まっている。学校教育でiPadなどが使われ、デジタル教科書が当たり前になる世代になるころはいつでしょうか?

とにかく、いろいろとしぶとく、もがきながら今年もがんばりたい。

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