
JIS2004移行のシナリオは読んでおきましょう
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/jp_font/default.mspx
さてさてDTP屋さんにとっていつも頭が痛い問題はフォント問題です。MacにしてもWindowsにしても、フォントにもバージョンがありまして、これが非常にやっかいな問題となるわけです。
印刷屋さんはお客様がつくったもの(データ)を複写する(印刷する)わけですが、お客さんの環境と印刷屋さんの環境は必ずしも一致していないわけです。さきのフォントの問題です。
例えば、いまではWindowsでいえばXPがほとんどで、実際問題XP(およびOffice Xp)の登場でやっとWordの入稿が使える状態になったといえます。それまではWordデータをプリントしようとプリンタ設定を変更するたびにレイアウトがズルズルと崩れていく状況で、それを手作業でお客さんのプリントと見比べながら修正していたのです。XP登場後はそれは全くといってよいほど、ほとんどなくなってきました。まれに凝ったレイアウトしたものでずれることがある程度です。
そして今度はVISTA(Windows 6)に次ぐ、Windows 7(Windows 6.1)の登場です。これが劇的にユーザーに受け入れられて普及するのであれば、これが次のフォントの基準になってくるのです。これは最新の JIS 漢字「JIS2004」に対応した日本語フォントを搭載しています。XPはJIS90と言われます。
で、問題を複雑にしているのはフォントパッケージがXP用、VISTA(7も)用にそれぞれに配布されていることです。JIS90かJIS2004か二者択一ですが、どちらも使えてしまうわけです。これではお客さんがどのような環境になっているか入稿データからは判別できません。文字化けが生じて来る場合もありますし、ちがうグリフ(異字体)が出力される場合もあります。とにかく、入稿されたデータがどういう環境で作成されたデータかは判別できないわけで、天下のマイクロソフトさんが判別のための何らかの対応をほどこしていただければ助かります。
7が普及するなら、私はXPにはJIS2004対応フォントをインストールするようにすべてのお客さんに働きかけるでしょう。それが一番だと思います。だいたい7でフォントの仕様が変わっていると気にしているお客さんはまだ話が通りますが、ほとんどは知らない、知ろうとしない方がほとんどで、フォントパッケージが配布されているのも知らないので、基本はJIS2004ベースにそろえるのが安全な気がします。
先日、実はVISTAユーザーの方から最終の赤字校正をメール文で受け取ったのですが、これがみごとに上のフォントがらみの問題でした。VISTAでメールを見れば分かるのでしょうが、受信したのはMacですから、見事に空白になっていました。たまたま赤字校正は人名の1文字だけだったので、電話で用は足りましたが、入稿データで使われているとなると、大変なことになってくるわけです。
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