ハイデルベルグの危機
ジーエーシティが「印刷機メーカーであるマンローランド社とハイデルベルグ社合併交渉は停止」と報じていました。(10月13日)
http://www.ga-city.com/page.jsp?id=1150
ハイデルベルグといえばオフセット枚葉印刷機ですが、
この困難な状況の理由は、印刷業界に深く根ざした危機的状況にある。経済が停滞している中、新聞印刷・商業印刷の分野では、新しい印刷機に投資することに消極的だ。最近、ハイデルベルグ社は、政府からの保証をとりつけ、14 億ユーロの援助金を受け、支払不能状態を回避したばかりだった。
と報じているように、かなりの危機的状況なようです。
私も30年ほど前、とある印刷屋さんへ見習いとしてハイデルの単色機と2色機を操作したことがあるのですが、その操作性のよさやベタの美しさにに感心したのを今でも思い出します。今のスピードマスターなどはあの時代から考えるともうモンスターですね。しかもオペレーションはより簡単になっているし。
プリプレスからはじまったデジタル化に対応して、スピードマスター等のすぐれた生産性をもつ印刷機が印刷の工業化を推し進めたことは、オフセット印刷の長い歴史から見ればつい最近のことともいえます。それが、この世界的な経済危機で追い込まれているとはびっくりです。オフセット印刷の産業としての危機とも捉えられる側面もあるでしょう。
潰れてしまっては困る企業でしょうから、どこかが買い取ることになるのでしょうが、今はどこも厳しいかもしれませんね。
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