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2009年12月31日 (木)

2009年を振り返って

Meji2

2009年を振り返り、このブログを読み返してみました。
 零細企業である当社の仕事自体はリーマンショック以後の日本の大企業の景気後退にはさほど大きな影響もなく、昨年並みに推移してきましたし、それに約1年も引きずってきた仕事が納品となりましたので、これが大きく売上に貢献しています。まあ、もともとあまりパイもないので大きな変動もないのですが。
 むしろ出版不況の構造的影響やメーカーの方からの不況感が大きく影響していたと思います。全体としては9月から10月中旬までは良かったのですが、それ以後は昨年より厳しいかもしれません。
 出版ではやっとデジタルに関する動きが多少なりとも活発化してきたことはうれしいことです。どうして今の日本でこれだけ遅いのか? もっとイノベーションが必要です。
 出版、流通、再販、アーカイブ等の大きな流れがWebと合流して、新しい動きを生み出していって欲しいと期待します。Google Booksやアマゾンでのキンドルの発売も大きな契機となったことは疑い有りません。著作権はわかりますが、現実に絶版となって書店にも版元にも在庫がない書籍でも、「どうしても読みたい」「入手しておきたい」というものがかなりあるはずです。制作はほとんどがデジタルで行われているのですから、少なくともこれらの書籍が簡単に読めるようにするサービスぐらいは技術的には簡単にできるはずです。あきらかに社会的イノベーションが足りないのではないでしょうか? 今、例えばお役所の広報などもPDFで読めるようになっているのは当たり前ですから、これは出版社の努力が足りないといわれてもしかたがありません。また、業界としても読者の側にそうしたデジタル化に関する啓発活動も不足していると思います。
 大企業は不況に合わせての再構築を行い、かなり厳しいコスト削減を進めているようです。仕事で関係する出版社の雑誌や広報誌の広告ががた減りです。秋以降は特に厳しくなってきており、不況型倒産が中小零細で大きく増えています。DTP Woldが休刊になったことも残念なことです。
 印刷関係では仕事不足やデフレも手伝って競争が厳しく、単価が落ちて経営が厳しくなっています。半裁機の仕事は、ほとんどがオンデマンドへ移行してきているといってもいいかもしれません。これも短納期や「少部数」「安く」という圧力が後押しをしているのでしょう。
 出版(新聞)や印刷でもいよいよ「環境」というテーマと正面から取り組んでいかなくてはいけません。その答えはやはりデジタルであると思います。
 今は紙からデジタルへの大きなメディア変換の時代です。グーテンベルグの印刷から新世代の印刷へ、あらゆるものがデジタル化し、融合しようとしています。それに合わせた社会的イノベーションが必要です。「校正のこころ」読みましたの項でも書きましたが、Webも含めて出版するということが空前のブームともいえる時代です。ダメになっているのは出版社の使い古されたビジネスモデルです。もっと多様な価値観と出版印刷ソリューションをわかりやすく創り上げていくのは今の時代を生きる私たちの課題です。

 さてSnow LeopardとWindows 7という両OSが登場した2009年ですが、問題は64bitへの移行です。その成果が問われるのにはまだちょっと時間が必要ですが、Windowsの場合は32bitと64bitのインストールが別なので、ユーザーからすると混乱するかもしれません。どちらにせよ、AdobeのソフとでいえばCS5からの64bit本格対応までにはMac本体も最新の64bit対応マルチコアのものへと移行する準備が必要だということです。動画を扱う仕事も必要に迫られてくるかもしれませんね。

 2009年もやっぱり目の前の仕事に突っ走ってばかりいたようで、新しい価値をつくれてきたのかどうかは心もとないばかりです。「水は低きに流れる」とならないよう、もう少し頭をクレバーにして頑張りたいものです。

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2009年12月22日 (火)

プリントサー ビスプロバイダープログラムの終了

Cs4prem
アドビによるとプリントサー ビスプロバイダープログラムは終了するのです。
とても残念です。理由はといいますと案内のメールには以下のように書かれております。

本プログラムは、2010年2月4日をもって終了することとなりました。これは、本プログラムの会員数が、私どもの活動やテクノロジーへの投資を維持するために必要な数に到達しなかったためです。

ここで何回か紹介してきたこともあり、つい先日も紹介したばかりでしたから、終了についても触れておかなくてはいけないと思いました。

 

DTP勃興期からアドビはこのような活動をいろいろと展開してきましたし、セミナー等もバージョンアップするごとに開かれて、私のような零細企業に勤めるものにとってはとっても有難かったのです。いまはアドビが単独でセミナーというものを開催することはなく、コラボだったり、外部のコンサルだったり、ユーザーサイドのネットワークがそれに代わってきたからでしょう。ここでも上から下への情報の流れではなく、下から上への流れが大事になってきているといえます。

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2009年12月20日 (日)

12月7日からは大忙し

Hatu01

Hatu02
寒気も本番になり 初霜と初氷

12月の第1週まではわりとのんびりしていたのですが、第2週からは“もうこれでもか”というほどに忙しくなっております。みなさんやっとエンジンがかかったようで、今年は実質25日で業務は終わってしまうところが多いので、あわてふためいて「とにかく年内に納品したい」というお話ばかりです。あと1週早ければ、特段問題もなく納品出来ますが、22日に原稿を出しますからといわれて、「年内納品でといわれましても、編集と校正はいつやるのでしょうか?」と聞き返したくなります。まあ、そんなわけであと4日、フルに頑張らないといけません。

やっぱり段取りですよね。仕事は。気がつくのが遅いって。
11月は閑散としていた飲食店なども、忘年会等があり、賑わいを多少は取り戻している気がします。17、18日のは久しぶりに都内も渋滞しており、19日も首都高速は大渋滞で、クリスマス前の納品や買い物が多いものと思われます。大きなトレーラーもけっこう走っています。

これで今年もなんとか一年過ごすことができました。経済は再びデフレ基調となりますが、エコポイントやエコ減税・補助金などの対象品目はこれまでにない活況ですし、庶民の気持ちとしても環境にやさしいものへの投資にはおしみなくというのが大きな要素となっているのではないでしょうか? 

大きく低炭素社会構築へ向けてかじを切るのが望まれますが、COP15での経過をみていてもまだまだハードルは高いといえます。日本はその意味でも民主党政権になって25%削減(1990年比)という目標は、この決意をこめている意味で大きな転換ですし、しかも25%は通過点にすぎません。2025年には80%削減なのですから。経済社会全体を技術革新で徹底的に低炭素型へ転換しない限り、成長戦略も持続性もただ単に目先のことにすぎない話になってしまいます。確かに大企業もかつてなく厳しいのでしょう、しかし結論を先延ばしにしても待っているのは大きな産業転換でしょう。

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2009年12月 9日 (水)

Google IME その2 0ガンダムが出てきた

Gime

仕事でテキスト打ちに使用して数字を入力していると「0が」のサジェスチョンに「0ガンダム」と出てきて思わず笑ってしまった。

これはGoogle検索の「もしかして:○○」の機能から生まれてきたということですから、ネットにつながっているとこのサジェスチョンも時代に合わせてアップトゥデートされるようになったりするかもしれませんね。

誤入力や類義語などを正しく導くことも大切ですし、いわば「本則」にあう変換をしてくれることも重要です。このあたりはATOKがかなり研究をしていると思います。一方でGoogle IMEのように旬な「ことば」を的確に利用できる機能も面白いと思いました。

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2009年12月 4日 (金)

Googleが日本語入力ソフト提供

Ginput
Googleが日本語入力ソフトを提供しはじめました
WindowsとMacに対応しています

http://www.google.com/intl/ja/ime/

Ginput2
文字パレットはグリフにも対応しています

「きしゃのきしゃがきしゃできしゃした」という例のフレーズも変換しました。
しばらく使ってみたところ、自然な変換はATOKにも負けないかもね。

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2009年12月 2日 (水)

都内の交通量は閑散としています

Ts320306
いつもは駅までの道は渋滞しているのですが
きょうはガラガラです

 11月中旬からは朝の通勤時の道路だけは混雑していますが、それ以降はほとんどガラガラ状態が続いています。モノが動いていないのですね。

 これまでは強気にITを利用した構造改革による右肩上がりの経済成長戦略を描いてきたわけですが、政権交代による政治主導で様々な見直しがはじまっています。あるいみ低成長下における所得再配分のあたらしい方式を模索することです。製造業からサービス業へと産業や労働がシフトする中で、どうバランスを取っていくのか、そしてどこへソフトランディングするのか考えないといけませんね。
 まずは普通に働いていて、きちんと生活できることでしょう。
 いま、この「普通に」というのがとても難しいわけで、「普通」なのはよほど恵まれているか「幸運」であるとまで言われてしまっているのです。
 一人ひとりが元気になれる、そうゆう社会をめざしたいですね。いつも。

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2009年12月 1日 (火)

景気は徐々に悪くなっているようで…

Faun
ザ・ファウン 
今のところ暖冬気味なのでとてもきれいに咲いて晩秋を楽しませてくれます
秋バラは色も濃くなり空気がしまっていく分、すがすがしいですね。

さて12月に入りましたが、仕事ではまだ大きな動きはありません。定期物だけといっていいでしょう。10月はまあまあ、11月はそれなりに仕事はありましたが昨年より悪いような、しかも徐々に減ってきている気がします。で、とうとう12月です。

政府と日銀のデフレ宣言もありましたし、小売りではどんどん安値で刺激しないとモノが売れないので価格が下がってきている気がします。見積もりでもまたまた価格競争が厳しくなっており、はやくも印刷業界では悪しきデフレスパイラル状況になってしまっているようです。

そして円高と株安です。これで中国やインド向けの製造業の景気が失速したらかなり深刻な事態が予想されます。さいわいどちらも結構力強く回復しているので、アメリカの消費が減退した分はこちらで広げようという動きが活発化していくでしょう。

心配事は昨年の派遣村が今年はどうなるのかです。雇用が増えていないので引き続き厳しい環境が待っているのですが、ワンストップサービスでのセーフティサポート等、社会全体がこうした非常事態と闘っていくという決意が必要だと思います。ワークシェアリングや仕事のシェアなども考え、まず全体をボトムアップしていくことが必要です。

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