« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »

2011年2月28日 (月)

10.6からはAdobe PDF プリンタがないのです その2

Pd04
それで現在私のiMacは10.6.6となっています。
このマックでAcrobat 9 Proの動作はどうなっているかというと、昨日書いたAdobeのサポート文書でもダメで、次のアラートが出てきます。

Pd01

おやおや、というわけで、ファイルメニューから【別名保存】を選択して、フォーマットで【PDF/X】を選択し、【設定】ボタンを押します。
Pd05

そうするとやっとホッと安心できるダイアログに出会います。ここでPDF/X-1a等を選択して、OKボタンを押し、保存ボタンを押すと再度PDFができあがります。
Pd03

ちなみにフィックスアップの内容をみると16ビット画像を8ビットに落とす作業が最初に入っていますね。
Pd02

と、いうわけでもうPSファイルが作成されることはなくなっていくようです。

追伸です
あ、もちろんPSファイルをつくってDistillerでPDFを作成することはできますよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月27日 (日)

10.6からはAdobe PDF プリンタがないのです

年末近くにわがiMac(mid2007、24inch)がおしゃかになってしまい、いやおうなく10.6へと移行したのですが、10.6からはAdobe PDFプリンタがないのです。これにはびっくりしました。

Adobeのアナウンスはこちらです。
http://kb2.adobe.com/jp/cps/236/236001.html

以前のバージョンの Adobe PDF プリンタは、Mac OS X 10.6 の強化されたセキュリティ機能によって動作が妨げられるため、正しく動作しません。このため、Adobe Acrobat 9.1 Pro 以降では Adobe PDF プリンタが削除され、新たに [Adobe PDF として保存] 機能が追加されました。Acrobat 9.1 より以前のバージョンを使用している場合、Mac OS X 10.6 で Adobe PDF プリンタを使用することができません。

アプリからはライブラリ経由で書き出すことが多いのであまり不便はないのですが、時にはPDFデータをAcrobatからPS経由でPDFに再度書き出すことがありすから、これにはまいりました。素性のおかしなPDFを再度Adobe PDFできちんとしたPDFにするのは、結構つかえる手段だったのですが、これがちょっと面倒な手順になっています。面倒でも一度PSファイルを作成して、ディスティラーにかけなくてはなりません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月25日 (金)

非コート紙でムラムラ感の季節

季節がら印刷用紙が乾燥して非コート(上質紙等)の厚紙で平アミ等がムラムラ、ケバケバな仕上がりになってしまう時があります。700DCPではこうした場合、帯電圧を変更して印刷状態を改善する方法があります。
コート系の紙ではまずまず問題ないのですが、ミラーコートなどでもベタがうまくのらない時などにもこの方法が有効な場合があります。

方法は【ユーザー用紙】の登録です。

Pap_001_2
管理者画面から【用紙/トレイの設定】を選びます。
Pap_002_2
【ユーザー用紙の設定】を選びます。
Pap_003_2
ここではユーザー用紙5を選択して、【しらおい菊125】と名前をつけました。
転写電圧は【6.転写出力調整】で調整できます。
Pap_004

Pap_005
通常は自動ですが、これを手動で%の数値を設定します。10%程度の数値を上下させながら設定値をさぐります。ベタやアミのムラムラ感やケバケバ感がなくなるようテストプリントをしながら、試行錯誤します。10%ぐらいの幅で数値が絞り込めてきたら、2~3%ぐらいの幅で、再度絞り込みます。プリントすると確かに改善点が見つかってきますから、根気強くトライ・アンド・エラーです。

以上の手順でユーザー用紙を登録すると、用紙の種類選択にさきほど登録した【しらおい菊125】がでてきますので、これを選択します。帯電圧の調整はちょっと手間ですが、結果はよい印刷結果が得られますので用紙設定で困った時にはぜひお試し下さい。
Pap_006

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月16日 (水)

吉田印刷さんが「よく使用されるDTP・デザイン用ソフトウェアのバージョン」アンケート結果を公開

Yuki3
関東地方でもよく降りました。15cmは積もったかな 歩道の雪かきは久しぶりです。

吉田印刷さんが「よく使用されるDTP・デザイン用ソフトウェアのバージョン」アンケート結果を公開していました。
http://blog.ddc.co.jp/mt/news/archives/20110202-091000.html

CS3、CS4がメインで動いている業界の動向がわかります。CS5はインテルマックのみ対応という事情もあり、移行がすすんでいないのでしょう。CS4はリーマンショックの影響で販売がふるわなかったとAdobe自身が認めているのですが、このアンケートではCS5の利用者はCS4に比べ更に少ない、例えばAIでいえばCS4が24.3%、CS5が13.1%とかなり少ない状況になっています。それでも透明度まわりのPDF書き出しでバグの多いCS2を少しだけ上回っているのが救いでしょうか。さすがにCS2は敬遠されてきているのでしょうね。

ここ数年はPDF入稿も一般化してきましたので、アプリデータでの入稿は減ってきています。入稿時にPDF/X-1aかPDF/X-4かを尋ねてくる件も出てきていますので、入稿データとしてかなり浸透してきたと思います。さらに以前はAIでページものの見開きデータを作成してきて、面付けするとデータ量が大きくて辟易としたものですが、最近ではIDできちんとページデータのPDFを作ってくる場合があり、面付け作業が大幅に楽になった感がします。これもPDF入稿がすすんだおかげです。

また他社へのデータ入稿でもPDFデータでの下版がすすんだので、アプリ側のバージョンの統一で他社に引っ張られることがなくなり、作業バージョンが社内の事情だけで決められるのも助かっています。

私が仕事で一番よく使うアプリはIDですが、これに限って言えばやはり圧倒的に最新バージョンの方が作業性がよいので、ぜひバージョンアップをお勧めします。CS3とCS4ではかなり作業性が違いますし、CS5はよりブラッシュアップされた感じです。

そういえばAmazonでAdobeがセールをまたやっていますよ!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月13日 (日)

電子書籍で生き残る技術 −紙との差、規格の差を乗り越える−

Denshi
オーム社eStore(β)でPDF版書籍データが購入できます。もちろん紙判も。

http://estore.ohmsha.co.jp/titles

電子書籍の今後の普及を考える時に、まずこれまで絶対に必要であった「印刷」「流通」「印刷用紙」といったものの登場がなくなり、それにともなって編集やデザイン・レイアウトといった分野でもこれまでと違ったワークフローが登場してくるのは必然です。

本書はそうした未来をみすえて現状ですすめられているワンソースマルチユースなワークフローを参考にしながら、出版のありかたの変化も期待していると思います。自分も、写植や電算写植、そしてDTPという文字組の世界に生きてきているので、かつての苦渋に満ちた文字修正から解放され、まさにとびきり自由なDTPの世界の登場に喜んだものです。そして、いま、それは出版という行為そのもののワークフロー全体をも射程においた変化が期待されているのだと思います。電子書籍の普及を考えるならば、出版ワークフローのより合理的な変化は必要だと思います。全部の雑誌や書籍がこれに該当するというのは無理ですが、少なくとも書籍類についてはかなりの労力の削減が期待できると思います。

まず、わたしは本書をオーム社eStore(β)から購入しました。この(β)というサービスを知ったのは開始直後でしたが、その時、内容的には「PDFデータの販売(紙判も同時に購入できますが)ぐらいなのか」とちょっと期待はずれな気もしたのです。しかし、本書を購読して読み終えた後では、(β)の意味も少し期待できるのかなと思いました。本書自身がそうした新しい出版ワークフローの体現でもあるのが理解できました。

PDF判のダウンロードにはDRMもなく、PDFのセキュリティ設定もないのです。これには最初びっくりしましたが、購入したPDFにはフッターとして購入者の氏名やメールアドレスが自動的に表示されているのです。確かに、これで事実上の購入者の良心に期待するセキュリティにはなると思います。購入者のデータを扱う立場にたてば非常に扱いやすいものだと思います。こうしたPDFの配信も試行のうちのひとつだと思います。

デジタルネイティブの世代がこうした未来へ変化を期待するのは当然でしょう。ネットワークはもう特別のものではなく、道路や水道、鉄道などのインフラと同様にすぐそこにあるものなのですからね。これまでもXMLを利用した自動組版はいろいろとありましたが、電子書籍の時代にはもっと重要なソースとして、バージョン管理、データ更新等を含めた新しいワークフローの到来を本書は期待していると思います。DTPや出版にかかわる方は是非ご一読をお勧めします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月 8日 (火)

Adobe Digital Publishing フォーラム 2011

Dpf2011
USTREAMで配信されたフォーラム 視聴者は400名超えぐらい
最初と最後を視聴できました。

Adobe Digital Publishing フォーラム 2011はPAGE2011の前日に開催され、会場は満杯だったようです。参加者の内訳は出版、印刷、デザインがそれぞれ30%ほど。
ベータ版提供と専用サイトのオープンで、コンテンツが増えてきています。作例も増加し、日本語解説書も配付されてますのでチェックはしておきましょう。
http://adobe-digipub.jp/

PAGE2011でのAdobeのセッションでも参加したかどうかを挙手アンケートしていましたが、これは少数でした。

後半のePubについての解説は、歴史をひもときながらの日本語仕様をどうもりこんでいくのか苦労された点などを触れられていました。ePub3.0の現状や仕様がどのように決められているのか、どこで決めているのかなどを解説していました。
ePubはAdobeが決めているのではないかという質問が多いので、今回のフォーラムで特別に取り上げたそうです。

Adobe Digital Publishing Suiteは最終的には全部画像のデータとして書き出されるので、縦、横のデータもあるわけですからあのように巨大なデータ(500~600Mbyte)になってしまうのです。これがいいのか悪いのか?という点は課題だと思います。ただ紙媒体にはない楽しさや便利機能が付加できるのでアイデア次第でしょうね。文字通り「読むから体験する」のがこれなんでしょう。

現在のところ結局iPad向けの電子雑誌は画像形式でテキストを付加しているようなものが多いと思います。PDFにしても画像データのものが多いと思います。自炊がはやっていることもあり、なんか結局、画像だけじゃん? という気が。透明テキストで検索できるならまだいいけど。

で、文字ものはePubになっていくんでしょうね。ePub編集の便利なツールがあるといいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

PAGE2011へ行ってきました 久しぶり!?

Kamipen
モリサワブースでUDフォントのアンケートに答えるともらえました
「紙ペン」というドイツ生まれのボールペンだそうです。紙管部分は、日本国内の古紙を使用し、糊にミルク成分の天然接着剤を使用。

PAGE2011は三日間合計73,720名の参加があったというから、この印刷不況の時代に立派なものです。私は2日目の午前中にざっと見回してくることができましたが、全体的には各ブースとも例年よりこぢんまりとした印象で、派手なのはオンデマンド系やインクジェット系の出力や後加工に関するものが多かったようです。

PAGEといえばプリプレスというイメージでしたが、それはもう過去のもので、DTP-Script-XML-XHTML-ePub等[電子書籍]という大きな川と支流が合流し、大海へと流れ出していくような感じで、とても「ひとこと」では言い表せない気がしました。それにアウトプットのプレスについても比重が増え、しかも付加価値を高めるプラスアルファに焦点が移っており、後加工についてもオンデマンド対応が進むなど、デジタル化の流れが一層進んできています。

Adobeにしてもまだ発売もしていないAdobe Digital Publishing Suiteを紹介するという、Adobeとしても会社がはじまって以来の事態に、セミナーをする方も受ける方も雲をつかむような話であるような気がしました。たしかにこれが今の混沌とした日本のDTPの現状ではないかと思います。デジタルワークフローソリューションゾーンでのAdobeのセミナーでの挙手によるアンケートでもCS5への移行はまだかなり少数で、IDの使用となるとさらに少ないように思われました。

それでもデジタル化が間違いなく今後もすすんでいくし、電子書籍に関する知識をPAGE2011で少なからず得て帰りたいという参加者の気構えのようなものは感じました。当社の若手の参加した感想を伺うと、「若い人もちらほらいたが、セミナーは年配者の方が圧倒的に多かった。InDesignのスタイル定義は今後のことを考えてXHTMLを意識した英語名「h1」、「p」とかに社内を統一しておく必要があるというのがよく分かった」と言っていました。電子書籍への対応や文書の構造化という点からも、これらは基本となる気がします。

先日、過去データを引っ張り出すことになり、若手がやっと見つけたそのデータはOS9のページメーカー6.5、フォントはOCFにビブロス外字というデータで、環境を構築するのに色々と大変でした。OCFフォント時代ですからきちんとPDFデータとして残していませんし、このデータを今、きちんとPDFにするのは結構やっかいなことです。この時代のデータをみると、やはり今後はオリジナルDTPデータの保存はもちろんですが、PDFデータとePubもしくはXHTMLデータは同時に保存しておく必要があると思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »