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2011年11月20日 (日)

PDFワークフローが進化する

Sznk2011

CTP出力に関する様々な注意点をまとめている「Trueflow出力の手引き」の 第15版が先日公開されました。これによると

http://www.screen.co.jp/ga_dtp/dtp/96/

今回から、PostScript関連、AdobeCS(1)/CS2、QuarkXPress6.5の記述を省略しましたが、サポートしないという意味ではありません。
これらのサポート情報は以前より変更がなく、並行して公開している1つ前の「Trueflow出力の手引き 第14版」を参照してください。

と、PS/EPSベースの処理からCS3以降、DTPネイティブデータ→PDF処理というワークフローがメインに据えられています。15版は最新のAdobe PDF Print Engine 2に対応する内容に進化しています。とにかく一度は目を通しておいて損はないです。

それと更新情報が赤字で記述されているバージョンもありますので、どこに変化があるのか一目でわかります。

http://www.screen.co.jp/ga_dtp/product/trueflow_guideline/TFJ_OutputGuideline15_whatsnew.pdf

Trueflow出力の手引き 第15版はInDesign CS5.5を用いて制作しました。
書体として、新しくリリースされた「ヒラギノUD角ゴF」シリーズを採用しました。

UDフォントで読みやすくなっているのも特長です。

最近は、PDFも当たり前になって、「PDFなら何でもできるだろう」式のデータ入稿も多いのが困ったチャンです。また一方では、「イラレのアウトラインデータを入稿してください」と頑固に言い続ける方もいらっしゃいますので、PDF処理を前提に進めていると、またまた困ったことになることもあります。イラレもわざわざPDF互換形式で保存しない例も相変わらず多いので、まだまだです。

それでもDTPデータが入稿されて、そこからPSやPDFを書き出していたPDF初期段階に比べれば、ずっとパフォーマンスはよくなってきたと思います。安全でスピーディー、効率的なワークフローに大事な点が記述されている「Trueflow出力の手引き」をぜひ一読ください。

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2011年11月14日 (月)

Adobeの告知 2題

Tasogare
立冬をすぎても暖かい日差しによくさいています バラ「たそがれ」

先週末にAdobeから二つの「お告げ」がとどきました。

一つはCSのアップグレードポリシーの変更です。
http://www.adobe.com/jp/support/upgrade_policy/index.html
今度リリースされるCS6から、アップグレードできるのは過去1バージョンまでとなるそうです。
つまり、6がリリースされるまでにCS5または5.5を持っていないと、アップグレード出来ないわけです。パッケージ版なら新規購入となってしまうというわけです。

それでなければ月額5,000円でAdobe Creative Cloudを選択しなさい!! というお告げです。

これは現状CS3~4が60%ぐらい利用されているのですから、CS5買う買うモードにならないといけないわけですネ。いやー、どうなるのでしょうか? 5,000円払い続けていつでも最新版が使えるというのもいいですが、過去バージョンはどうなってしまうのか? ちょっと不安材料があります。

二つ目はAdobe、モバイル向けFlash Playerの提供中止を発表です。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1111/10/news025.html

今後モバイルに関してはHTML5に注力していくそうです。予想されたことですが、以外と早かった。このあたりも、上のAdobeのセールスと関わりがあるかもしれませんね。

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2011年11月 6日 (日)

10月は結構動きがありましたが… 小ロットを考える

Cosm2011
10月は7~9月の節電期間に止まっていた案件が動いたため、久しぶりにCTPオフセットもデジタルプリントも忙しく動きました。用紙代の値上げが行われ、その対応もあり、見積もりでの問い合わせも多かったと思います。

JAGATでも最近は小ロットを取り上げることが多くなりました。

会社では、時には100万枚とか200万枚とかのチラシを扱った時代もありますが、今はとても値段が折り合いません。もともと小ロットばかりの仕事だったので、デジタルプリントの品質が向上して製品としてお客さんも納得できるものが社内でスピーディーにできるようになったので大変助かっています。

つい先日もクリスマスのA3ポスターをデザイン事務所から依頼されました。最初は校正出しのため3部ほどプリントしました。翌日お昼には、再度色合いを変更したデータが入稿されましたが、「もう確認のためのプリントはいらないので、夕方までに引き取りたいので1000枚プリントしておいてください」というのです。結構微妙な色合いのポスターなのですが、当社のデジタルプリントにお付き合いいただいているうちに、プリント品質に納得いただいているのだと思います。それにこのジョブで、プリントにどれぐらいの時間が必要かもご理解いただいているようです。

小ロットはデジタルになってますます細かくなってきているようです。上のポスターのようにちょっとした変更にも簡単に応えられるので、短納期、まさにオンデマンドなプリントサービスになってきています。小ロット、多品種、短納期のジョブが増えていくことはデジタルで加速していくと思います。10部もいかないジョブも増えてきていますし、700部や1000部などの冊子も十分こなせますから、デジタルプリントは小ロットにはまさにうってつけです。

CTPオフセットはどちらかというと後加工にもてがかかり、在庫を前提にするようなものが増えている気がします。すぐに使用がもとめられるものは、ほぼデジタルプリントです。もちろん、ロットが多いものはオフセットですが。デジタルの時代に、Webやクラウド、小さな(パーソナルな)ニーズにフィットするのはデジタルプリントになっていくのではないかと思います。UVオフセット印刷やUVインクジェットなどもそうした流れではないでしょうか。小ロットだけれでも印刷の広がりがあるのではないでしょうか?

今はインターネットと切り離して仕事の流れを考えていくことはほぼ不可能です。それがデジタルだと思います。

「ポーター賞」というのがあります。

一橋大学の国際企業戦略研究科というところが選定しています。2010年度に「ぐるなび」が受賞していますが、この受賞理由は大変面白かったです。印刷業にもこのような取り組みが必要なのかもしれません。

http://www.porterprize.org/archive/doc/winners2010.pdf

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