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2012年4月24日 (火)

必要なときに必要なだけ

Haru_2
春らしい日が長続きしないのと、
土日がいつも天気が悪いので、どうもすっきりしません。
それに「再稼働」問題も気を重くさせているのは間違いありません。安心するためには節電で暑さを我慢するのもいいと思います。時短も必要でしょう。そういう選択の時代だと思います。

4月に入った途端にパッタリと仕事の動きがなくなり、都内も閑散とした状況が続いております。GWで前倒しで動く下版が先週からありますし、今週は駆け込み仕事でバタバタしていますが、やっぱり「印刷需要半減」なんてことが実感できる昨今です。

全体としてお客様の予算枠が「マイナスシーリング」ですし、この流れは3.11以降もっとはっきりしてきた感じです。大きなロットの仕事は減っていますが、それでも「必要なときに必要なだけ」というニーズはどんどん強くなってきているのではないでしょうか? コスト削減もそうですが、「もっとスマートで効率よく効果的に」という要望ともいえます。ネットを活用した提案+紙媒体の効率化ともいえます。

デジタルだからデータさえあればいつでもサービスはできます。
ところが、データもなく在庫の書籍がもう数冊なんていう場合があります。一昔前ならフィルム修正して再版していたのだと思いますが、今はそこまで出版社もリスクを負えない、でも100冊程度の在庫は確保しておきたいというわけです。こんなときもオンデマンド・デジタルプリントなら、それほど費用もかからずに出来てしまいます。一番大変なのは書籍をSCANして画像を補正することでしょうか。

アマゾンでもPODサービスをやっているのですが、そういう時代へ向かっている気がします。
http://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=2229003051

AdobeのCS6、Creative Cloudの発表が行われました。とりあえず月額3,000円のキャンペーンに飛びつきそうですね。MacとWindowsの両プラットホームにインストできるのはいいかも。同時使用は不可ですが。あとは旧バージョンが使えれば困ることはないのですがね。やっぱりすぐには6に行かないでしょうし、あえて行かない人もいるのですからね。

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2012年4月 4日 (水)

「写植という仕事の本質と現実」(写真植字の15章より)

Shashoku
久々に読んでみた「写真植字の15章」には、第14章「写植という仕事の本質と現実」なんという項目もかいてあります。これがなかなかのもので、DTPにも通じることがたくさんあります。
小見出しだけ引用しますと

(1)文字が好きであり、文字に飽くなき興味が抱けること
(2)根気のいる地道な作業に耐え得る性格であること
(3)初歩的計算能力があること
(4)単に文字の知識だけでなく、文章の理解力があればさらに好ましい
(5)前後の工程に関する知識の吸収にも熱心であること
(6)レイアウトの能力があること
(7)最低限のフィニッシュの技能を修得しておくこと
(8)機械の能力の限界をよく知り、能力の最大限まで引き出せるようになること
(9)常に新しい方法を発見すべく目を見開いていること
(10)写植の印字ができることは、なんら特殊技能ではなく、単なる一職業知識に過ぎない
(11)写植オペレーターは頭脳労働と肉体労働を同時に行う
(12)写植オペレーターは、マラソン選手のごとき耐久力を必要とする
(13)写植は前工程の遅れの防波堤を勤めねばならない

いや~、今更ながら当時を思い出します。あの苦渋にみちた赤字校正作業を。そして、著者はさらに続けてこう書いているのです。

では、我々は、ここまで絶望的に13の階段を踏みしめてきたのだろうか、希望や明るい見通しはないのだろうか。その回答は……

ここで回答を書いちゃうとつまらないので、あとはご自身の判断でアクションを決めてください。いやー、背筋がす~と伸びますよね。これは!


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2012年4月 1日 (日)

写植の時代展パンフレットを取り寄せしました

Ptjidai
写植の時代展パンフレットを取り寄せしました。
http://www.osakadtp.com/?page_id=1210

運営費寄附+事務手数料として 800円(送料込み・先払い) にてお分けしています。

勉強会から始まった活動から今度は展示会も企画するそうです。素晴らしいことですね。それに、もう第2回の写植の時代展が決まったようです。

写植時代を知る私としては「うんうん、そうだったよな」とうなずくことが沢山書かれておりました。ただ、知らない世代にとっては写植機を実際に触って、1文字でも採字をしてみないことには、想像ができない世界だと思います。だから実機の展示にこだわったと書いてありました。

そして「文字組の文化」をどう豊かにしていくか?は、これからもとても大切なテーマだと思います。こうした取り組みができることは、とてもうらやましい限りです。

写植は文字組が専門職として必要とされていた時代のことですから、まずお目にかからないでしょう。それに比べると、タイプはそこそこ目につくところにあった気がします。タイプは文字が印字されるのが見られるので写植とはまったく違います。写植で組版の基本や割付の基礎をしっかりと叩き込まれたのは、この印字した状態が視認できない(頭の中でイメージするしかない)ことが背景にあると思います。割付計算をしてからでないと、印字できませんから。

古くは学校の「ガリ版刷り」が印刷との初めての体験だったのではないでしょうか。鉄筆や鉄板、マス目のはいったロウ原紙など、先生方もテスト問題を作成するのにはこれをマスターするしかなかったのです。その後、タイプが学校にも1台ぐらいは登場しましたが、やはり手描きが主流だったと思います。

その後にはファックスで版を作って、電動の卓上印刷機で印刷というのが一般的になり、タイプに代わってワープロ、印刷版はリソグラフやピンクマスター、シルバーマスターといったものが使われるようになりました。もちろんこの版下を作成している時代の中心はやはり写植でした。文字の大きさを実用上自由に変えられ、書体も文字盤さえ変えればよかったので、明朝とゴシックだけのタイプに比べると圧倒的に自由度が高かったといえます。

そんな時代に文字組をしていて一番困ったのはやはり赤字校正でしょう。「これ赤字校正でなく、原稿変更じゃん!」。「よし、切り貼り、切り貼り、がんばるぞ」という調子。デジタルになってもやってること変わってないかも?

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