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2016年1月 4日 (月)

2015年はどうだった

20160101
久しぶりの元旦初日の出

2015年の雑感です。

東京都下ではあいかわらず建設関係工事車両の交通量の多さが目立ちます。物流系のトラックなども多く、朝晩だけですが交通渋滞が少しもどってきたような感じです。不況感はそれほど強くはないものの、景気が良いのかといわれれば「頼りない」「先行き不透明」というのが実感です。「値上げラッシュ」で物価が上昇していくかと思われましたが、消費が停滞気味になり、後半は大幅な原油安もあり、物価はいったりきたりという感じです。円安なのでインバウンド関連市場は好調なようです。

東芝、フォルクスワーゲン、タカタ、旭化成建材など企業モラルに関する大きな事件が相次ぎました。東芝、富士通、VAIOのPC事業統合もささやかれ、有名メーカーでさえ世界市場で生き残っていくことの難しさを感じます。

安倍首相は「一億総活躍社会」をスローガンにこれまでの金融緩和、財政出動、成長戦略の三本の矢から、強い経済、子育て支援、社会保障の新三本の矢を打ち出しました。希望出生率1.8の実現、待機児童ゼロ、幼児教育無償化、介護離職ゼロなど目標はいいのですが、どう実現するのかについては何も根拠が示されていません。

私もずっと共働きで子育てをしてきましたが、いまの若い世代が子どもを産み育て、働き続けられる社会環境があれば、十分、景気は持続的に回復すると思います。ところが今の日本の実態はそれにほど遠いと思います。実質賃金はマイナス3%ですし、正社員はこの間で60万人減り、非正規の労働者は180万人増加しています。貯金ゼロ世帯もついに3割を超え、貧富の格差が確実に広がっているからです。企業努力も必要ですが、まずここを何とかしていかないと10年後、20年後はもっと選択肢がありません。

さて、2015年の印刷業はどうだったでしょう。
印刷に関しては、私のまわりでは5月のGW明けから仕事があまり動かない年だったといえます。一方で、24時間サービスを展開している会社などには仕事が集中しているようです。また、東京では水平分業で仕事が回っていましたが、仕事量が減少し、一貫生産が増え、仕事が外に出なくなっていることもありそうです。

デジタル印刷は少部数ですが案件増になっています。手軽に素早く、きれいにできるのがデジタル印刷のよいところです。Versant 80 Pressは700DCPに比べるとスピードが速くなっているので、その分効率化されています。クオリティもアップしていますから、働き者です。

DTPでは、制作件数が増えているので仕事量はまずますの推移です。Adobe CC 2015などで新機能を試してみたりすると、「こんなこともできるのか」とDTP初期の驚きに似た「感動」もあります。

電子書籍は初期の「ブーム」が去り、すっかり落ち着いてしまいました。ITmediaのeBook USERのコーナーが終了したのもとても残念でした。ルーチンワークになっているところは継続しているでしょうが、あとはどうなるのでしょうか? 画像の固定レイアウトだけなら、あまり発展はないような気がしますが、紙媒体もデジタルも同じ体裁であることは最低限必要なことかもしれません。読書週間などで、本との関わり方を様々に発信していく積極性も目につきました。

デジタル端末でいうと、iPad ProやSurfaceなどの登場でしょう。ノートパソコンとの境がなくなって、Penで画面に自由に書き込みできるのを見てしまうと、数年後にはこちらが主流になってくると思わざるを得ません。Windows 10も無償アップデートになり、「最後のメジャーアップデート」「最後のWindows」といわれるだけの完成度になっています。タブレットがさらにメジャーになってくるのは間違い有りません。

生まれつきインターネットが当たり前にある世代にとっては、モバイルファーストでその周辺にテレビ、新聞、雑誌、書籍、ラジオなどのメディアがあるので、そこをどう結びつけていくのかが大切だと思います。

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